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大企業は本当に安定しているの?実際のところを教えてほしい

悩み
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大企業は本当に安定しているの?

 

このブログでは、「大企業は本当に安定しているの?」という疑問について、解説していきます。

 

僕は大企業で働いていますが、結論としては
大企業で働くことが安定しているわけではありません。

 

こう思っているからこそ、僕はこうしてブログを書き、サイト運営をしています

 

このように考える理由について、最近の事例をもとに考えていきます。

 

◯こんな人に読んでほしい

  • 安定を理由に大企業へ就職しようとする人
  • 大企業で働くことが不安に思う人

 

大企業の安定を考えるその前に

そもそも大企業が安定と思われるのはなぜ?

大企業が安定をしているかを考える前に、そもそも「安定とは何か?」について、最初に整理してみましょう。

 

「何となく大企業が安定している」と思う理由には、いくつか理由があるはず。

例えば、

  • 毎月一定額の収入がもらえる
  • 急に雇用が切られることはない
  • 労働組合があり会社から不当な要求がない

 

このように大企業は、「企業母体が大きく経営が著しく傾くことはない」ことを前提として、給料や雇用がこれまで守られてきました。

 

大企業は仕組みができており無駄なことを学べない

大企業は従業員を効率よく雇用するために、営業体制や人事制度など、大半について仕組みが出来上がっています。

 

例えば、

  • 営業は案件を取ってきて、発注等の細かな作業は事務がやる
  • 新規案件を開拓する人、既存のお客様を訪問する人は別れる
  • 営業と開発は別れており、営業の声が開発に届きにくい

 

このように、仕組化された枠を超えた経験を積むことはほとんどできません。

そのため大企業にありがちなのが、「その大企業が整えた仕組みのうえで仕事がある状態」のため、新しくビジネスモデルを作り上げるなどの経験を積むのが難しいのが現状です。

 

大切にしたい条件を明確にする

大企業が安定であるかの前に、大切にしたい条件は何かを明確にしておきましょう。

 

働くうえで大切にしたい条件はなにか。

  • 稼ぐ力を身に付けたい
  • 定時に毎日帰りたい
  • 毎月の収入を一定にしたい(インセンティブに影響されない)

 

人によって大切な条件は違うはず。

「若いうちに苦労してビジネススキルを身に付けたい」

「定時に帰って家族と過ごす時間を大切にしたい」

 

この条件を考えず、なんとなく「大企業は安全だから間違いない」などのように、受け身で考えても、何の意味がありません。

自分自身のキャリアを歩むうえで、何が大切なのか、どのようなキャリアを積み上げたいのか、ぜひ考えてみてください。

 

大企業が安定と思わない3つの事実

大企業が安全と思われていた前提の理由に「企業母体が大きく、経営が著しく傾くことはない」とお伝えしました。

しかし直近では、国の法改正や、日本を代表するトヨタの雇用に関する発言が話題を呼んでいます。

国が副業を認可

2018年1月に厚生労働省は、「モデル就業規則」を改訂し、副業を認可しました。

「生産性の向上」「他業種で働くことによるシナジー創出」など、色々な目的はありますが、一番は「年金が払えないかもしれないから、しっかり稼いでね」という国からのメッセージ。

 

入社してから定年まで働くことを前提としていた、日本の就業規則が変わった大きな転換点です。

 

トヨタが終身雇用を否定

このツイートにあるように、終身雇用を前提とした雇用は難しいと日本を代表する企業であるトヨタの豊田社長が発言し、波紋を呼びました。

このように大企業と言えど、経営環境の変化があまりにも早く、「企業母体が大きく経営が著しく傾くことはない」ことを前提とした雇用ができなくなりつつあります。

 

大企業で相次ぐ希望退職

日産が2019年7月に合わせて1万人の早期退職を募り、早期退職を募った企業は退職するまで対象社員の面談を続けるなど、終身雇用を前提としたこれまでにない動きになっています。

 

「大企業で働けば安定」という時代はもう終わり

ここまでお伝えした通り、大企業に入って定年まで終身雇用をするのは、もう終わりを迎えています。

特に2018年の副業解禁、2019年のトヨタ終身雇用の終焉など、いまが時代の過渡期であることはあきらか。

 

「大企業で働けば安定だ」なんていう時代は、10年くらい前から言われてますが、本当に終わりを迎えています。

あなたはどのように行動をしていきますか?